2011年04月15日
言葉のちから
雨ニモマケズ 風ニモマケズ
この詩を口にしたことがある人は多いでしょう。今朝の読売新聞に心に残る一文がありました。お読みでない方のために全文記載します。
賢治は花巻の人。「雨ニモマケズ」の詩は題名もなく、詩集にも収録されていない。手帳に鉛筆で書きとめられただけの詩だ。それなのに苦難を負った人々を励ましつづける。今までもこれからも、小さな手帳の中から。言葉には力がある。 (4月15日 読売新聞)
言葉には確かに不思議な力があると思います。きっととても疲れているはずなのに、「疲れた」という言葉を発しない人がいます。前向きに生きる彼女の原動力は自ら口にする、あるいは口にしない言葉なのかもしれません。
言って救われる言葉があり、言ってはいけない言葉もある。新聞を読みながら、自分の言葉の軽さを反省し、改めて「雨ニモマケズ」の詩を読んでみようと思いました。
at 10時04分